サッカーのプレイ中に見えているべきもの
県トレセンのコーチとお話させていただいたときに教わったことを書こうと思います。
子供たちがサッカーをしていると、周りを見ろとか、判断をしろ、考えろと良く言われます。
では、見えているべきものがどれだけあるか、整理してみましょう。
- ボール
- ゴール
- スペース
- 身方
- 敵
サッカーのプレイ中に見えているべきものは、整理すると、たったこれだけです。
(レベルがずっと上がればベンチの様子も見るそうですが)
上手く周りが見えていない子供に、「周りを見ろ」より「○○を見ろ」と言った方が効果大です。
見えるようになる順番
1.ボール・・・4歳児でも、ボールは見えています。
2.ゴール・・・4歳児でも、試合を数回やれば、ゴールに向かうようになります。
ただし、いつでも「第一選択肢としてゴールを狙っている」状態になるには訓練が必要です。
3.スペース・・・最初の壁
ボールを持ったらスペースへ走る
とか、
スペースにポジショニングしてパスを呼び込む
というプレーが出来ない子は、スペースが見えていないかも知れません。
4.身方・・・第2の壁
団子サッカーで身方の邪魔をしてしまう子、
パスを出せない子は、
身方の位置と動きを見えていない可能性が高いです。
5.敵・・・一番見るのが難しい
ファーストタッチで敵のいる方へボールを置いてしまう
とか、
身方にパス出したら、そこは敵に囲まれている場所だった
という、外から見ていたら「なんで??」というプレーの原因が、
敵が見えていないということかもしれません。
周りを見ろより○○を見ろ
子供の周りを見る能力はレベルアップに応じて、上の1〜5が一つづつ出来るようになっていくそうです。
子供のプレーをみていて、「周りが見えていないな〜」と思ったら、
「もっと周りを見ろ!」と怒っていないで、何が見えていないか分析して、
「もっと○○を見るように意識しよう」と言ってあげたいです。
見えるべきものがより良く見えるためには、↓ このようなトレーニングもあります。
実はスポーツで見る力って大事なんですね。
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
周りを見る、難しいですよね。
具体的に◯◯を見ようは子供達もわかりやすくていいですね。
maty3さん、コメントありがとうございます!
どんなスポーツでもキッズ年代で子供たちの心をつかむのが上手いコーチは、具体的で子供たちにとって分かりやすい言葉で話しますよね。