子供の気持ちを安定させるには
よっぽど優れた親でなければ、子育てをしていると、つい忘れてしまうのが”褒める”ことではないでしょうか?
私なんかは、叱ること(というより怒ること)は毎日の様にあるのですが・・・
子供の気持ちを安定させ、自信を持たせるには、「自己肯定感」がキーワードとなります。
自己肯定感と褒める・叱るは密接な関係があるようです。
(参照例:京大教育学部の実習レポート)
自己肯定感を育てるために
自己肯定感について調べると、大切なのは、
- 良く褒める。そして結果より、言動・努力に対して褒める。
- 叱るときには納得できるようにする。
- ありのままを受け入れる。
の3つに集約されるように思いました。
サッカーの応援に熱くなると、3つともついつい逆をやってしまいませんか?
少なくとも私は、気をつけないとこう ↓ なります。
- 試合に勝ったり、ゴールを決めたりしたときだけ褒める。
- 子供の言い分も聞かずに、試合中に怒鳴る。
- 「もっと頑張らないとダメだ」「友達の○○の方が凄い」と言う。
そこで、このように気をつけています。
【サッカー編】
- ちょっとしたがんばりを褒める。
練習を頑張った週の次の試合では「頑張った分、試合に気持ちが入ってたね。」等の声をかける。 - ひどいプレーだと思っても、我慢。ビデオをとっておいて後で一緒に見る。
ダメだしではなく、「どうすればもっと良くなる?」 - けなさない。
無理に練習させない。
他の子と比べない。うまい子がいたら「まねしてみよう!」
【日常編】
- 大人から見れば当たり前でも、ちょっとした親切や気遣いに、「ありがとう。」
叱られたことが直ったら褒める。 - 怒りを極力排除する。なにがいけないか説明する。
- 「○○がいてくれてよかった。」という。
ときどき抱っこしてあげる。
とは言え、私はまだまだ人に自慢できるレベルではないですが。
年末年始・進学時期・誕生日は褒めるチャンス
褒めるのがいいとは言っても、毎日子育てしていれば、子供はモンスターに思えてきます。
なかなか褒めるチャンスがないということもあるでしょう。
年末年始・進学時期・誕生日のような節目の時に、気持ちを落ち着かせて考えてみましょう。
去年と比べれば、頑張ったこと、成長したことが必ずあるはず。まずはそれを褒めてあげましょう。
そして、
サッカーを元気にやっている・・・それだけで十分ありがたいことですよね。
「元気に育ってくれてありがとう」
私が子供の頃なんかは「生んで育ててもらったことを感謝しなさい」と一方的に押し付けられましたが、正しいのは、むしろ逆じゃないでしょうか?
子供がいてくれるだけで親は嬉しいということを、伝えられるチャンスには必ず伝えたいものです。