尊敬される選手・されない選手
先日、太鼓・三味線演奏家の世界チャンピオン木村善幸氏とお話をさせていただきました。
彼はちょうどドイツでの公演から帰って来たところ。
ドイツと言えばサッカー。
ドイツのあちこちを回ったところ、本当にいろいろな場所で香川真司選手の話が出るそうです。
あれだけのスター選手にもかかわらず、礼儀正しく偉ぶらない。
さすがは超一流の選手。
人間として尊敬される選手だからみんなに愛され、イングランドからドイツに戻った時には大歓迎を受けました。
一方、名前は挙げませんがある選手(A選手としましょうか)の話も出てくるそうです。
A選手はワールドカップにも呼ばれた実力のある若手選手。
しかし、素行が悪い、女癖が悪い、ものの言い方が悪い。
サッカーの技術は優れていても、そういう選手は心を強く保ち続けるのは難しい。
何かあるとガタガタと崩れる。
だからA選手は長くはもたないだろうというのが、木村氏の見方。
サッカーとは層の厚さは違うとは言え、世界の頂点を極めた人が言う言葉に重みを感じます。
人間として尊敬される選手を目指してほしい
「サッカーのプロになる夢ばかり追いかけて、それがかなわなかった時、自分で生きて行く力がなくなっては困る」
と言うのは私の妻。
しかし、私は思います。
「サッカーのプロになる夢」をもう少し具体的に考えた時、どのような選手になりたいのか。
香川真司選手の様に人間として尊敬される選手か
A選手の様な選手か
そこのところをしっかり押さえていれば、夢破れたとしても必ずサッカーを頑張った努力はどこかで報われると信じています。
サッカー少年少女たちには是非とも人間として尊敬される選手を目指してほしいです。